コラム/FP1級 応用編対策!

お恥ずかし話ですが、実は、FP1級の学科試験に9回も挑戦をしています。
2級合格後の2021年9月から始めましたが、120点/200点の合格ラインに届くことができません。。。
最高で、115点でした。

合格できていないのですがFP1級の問題を勉強していることで
簿記、社会保険労務士や税理士の業務についても少しづつ知識が増えていると感じています。

自分なりに傾向と対策を考えて、少しでも得点アップになればと思いコラムを作成しました。
前回の試験で得点できなかった「ライフプランニングと資金計画」に焦点を当てたいと思います。

出題傾向の分析

過去の問題を見ると、以下の傾向が浮かび上がりました。

年齢に応じた社会保険制度:

高年齢雇用継続基本給付金や高年齢求職者給付金(2024年5月)
在職老齢年金や特別支給の老齢厚生年金(2023年9月、2022年9月)

家族構成に基づく給付金と年金の計算:

障害基礎年金や遺族基礎年金の計算(2024年1月、2023年1月)
公的年金の繰上げ・繰下げ支給に関する問題(2023年5月、2022年5月)

最新の法改正や制度変更への対応:

介護休業給付金や高額療養費制度(2024年5月、2023年1月)

問題形式

FP1級応用編の「ライフプランニングと資金計画」では、年金・社会保険に関する知識が問われます。
過去の問題では、以下のようなパターンが見られます。

問51問52は 穴埋め問題形式 で、社会保険や年金制度の基礎的な知識が問われます。
問53は 計算問題形式 で、具体的な年金額や給付金額を計算させる問題が出題されます。

 これらの問題は、実際のライフプランニングにおいて重要な要素であり、
 受験者が実務に即した知識を持っているかどうかを確認するために設けられています。

予想される問題(勝手な想像です)

問題51: 退職後の年金と医療保険/穴埋め問題

退職後の公的医療保険制度に関する基本的な知識を問う問題が出題される可能性があります。
具体的には、退職後の健康保険の任意継続制度や、国民健康保険への移行に関する要件が穴埋め形式で出題されるかもしれません。
例えば、「退職後○○ヶ月以内に国民健康保険に加入する必要がある」といった内容です。

問題52: 年金額の計算(繰下げ・繰上げ)/穴埋め問題

繰上げ・繰下げ支給に関する要件や、年金額の変動についての知識を問う問題が出題される可能性があります。
例えば、「○○歳で繰下げ支給を選択した場合、年金額は○○%増加する」といった内容です。

問題53: 障害年金と特別加入制度/計算問題

障害年金や障害手当金の支給額の計算問題が出題される可能性があります。
これは障害等級や加入期間に基づいて具体的な支給額を算出させる形式です。

問題事例

穴埋めの予想問題を3問ほど作ってみました。

1問目は、任意継続被保険者制度の問題です。
Aさんは退職後、健康保険に関して以下の選択肢を検討しています。
次の空欄を埋めなさい。

退職後の健康保険制度として任意継続被保険者制度を利用する場合
退職後( A )日以内に申請する必要があります。
任意継続被保険者の保険料は( B )によって算出されます。

2問目は、年金額の繰上げ・繰下げ受給の問題です。
Aさんは、繰上げ支給と繰下げ支給のどちらにするか迷っています。
次の空欄を埋めなさい。

昭和37年4月2日以降に生まれたAさんが、
60歳で繰上げ支給を選択した場合、
年金額は月ごとに( C )%減額されます。
75歳まで繰下げ支給を選択した場合、
年金額は最大で( D )%増額されます。

3問目は、退職後の年金と医療保険の問題です。
Aさんが75歳で退職する場合、次の空欄を埋めなさい。

75歳以上のAさんは、
自動的に( E )に加入することになります。
Aさんが遺族基礎年金を受給する場合、
18歳未満の子どもがいる場合は、
子ども1人につき( F )円が加算されます。
3人目以降の子どもには( G )円が加算されます。

解答と解説

1問目の解答は

A:  20日
B:  標準報酬月額

解説:
退職後、任意継続被保険者制度を利用する場合、
退職日から20日以内に申請が必要です。
保険料は、在職時の標準報酬月額を基に算出されますが、
保険料は全額自己負担となり、一定の上限が設けられています。

参考リンク: 全国健康保険協会: 任意継続被保険者制度とは

2問目の解答は

C:  0.4%
D:  84%

解説:
昭和37年4月2日以降生まれの方は、
繰上げ受給を選択すると年金額が月ごとに0.4%減額されます。
一方、繰下げ受給では75歳まで待つと年金額が最大で84%増額されます。

参考リンク:日本年金機構
 繰上げ請求早見表(昭和37年4月2日以降生まれの方)
 繰下げ増額率早見表(詳細版)

3問目の解答は

E:  後期高齢者医療制度
F:  234,800円
G:   78,300円

解説:
75歳以上になると、後期高齢者医療制度に自動的に加入します。

遺族基礎年金の場合(令和6年4月分から)、
昭和31年4月2日以後生まれの方に18歳未満の子どもがいる場合は、
816,000円に、子ども1人につき234,800円が加算され、
3人目以降の子どもには78,300円が加算されます。
これにより、家族構成に応じた給付額が考慮されることがわかります。

参考リンク: 全国健康保険協会
  後期高齢者医療制度遺族基礎年金の詳細

以上の問題、解答と解説は、参考リンク先より作成したものになりますが、
法制度の改正によって変わることになりますので、ご注意いただければと思います。

問題1は、実体験を踏まえての内容でもあり、
問題2と3は、これからの自分にも関連する内容だと感じています。
自分の身近な出来事に置き換えると、問題を解けるようになるのかもしれませんね。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
読者の皆様がこの記事から何かしらのヒントや情報を得てくださり
少しでもお役に立てていただけると嬉しいです😊

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